ゼロの公開 THE CONCEPT IS OPENING TO THE PUBLIC

2007年1月発生雨漏り事例に対する検証記録

【2004年11月19日お引渡し物件】

★下記の日時をクリックしていただくと、詳細をご覧いただけます。

07.01.14お客様からのご連絡

年末の雨で、サッシの上から雨のしずくが落ちたとの報告を受ける。

07.01.16第1回水掛け検証 立会:ゼロ

雨漏り発生時の状態。 鴨居とサッシの間に水滴が確認できる。

サイディングの上から縦ラインで水掛けをし、雨漏りの検証を行う。長時間の水掛けを実施したところ、一時間後にサッシ上部の鴨居より浸水(水滴)を確認。

【備考】
ゼロの施工技術上のミス・問題であれば、雨水の浸入としてカウントする

07.01.30第2回水掛け検証 立会:ゼロ

サイディングの上から再度水掛けを実施。結果、浸水を確認。サッシ接合部分が問題となっている可能性があると判断し、まずはその可能性に沿った処置をすることに。

問題箇所にエアコン用のパテを詰め、再度水掛け検証をおこなった結果、浸水確認されず、しばらく自然の状況で様子を見ることになる(次の水掛けテストまで浸水なし)。

【備考】
過去の浸水事例に酷似した状況であったため、まずはこの原因を疑い、その原因に沿った処置をする。次の検証までの間、自然状況での浸水は確認されず。

07.03.16第3回水掛け検証 立会:ゼロ 板金業者 サッシメーカー

(写真1).サッシ接合部が問題であるという推測のもと、原因箇所に水掛けを実施。

最初に前回のパテを外し、サイディングの上から水掛けを実施(写真1)した結果、再度浸水が確認されたため、原因はほぼ前回の推測の通りと判断する。

(写真2)サッシ接合部上部に堰を作り、水を溜めて浸水を調査。しかし、浸水は確認できなかった。

さらに、原因確定のため、サイディングを外し、サッシの接合部にパテで堰をつくり、水をためた状態にして浸水が起こるかを検証(写真2)

しかし、ここでは浸水確認されず、サッシ接合部分が原因ではなかったと判断、原因の特定が振り出しに戻る。

(写真3)シート表面とシート裏面に水掛を実施。

新たな原因調査のため、今度は壁をめくり、防水シートを露出させた状態で水掛け検証を実施(写真3)

その結果、再度浸水が確認されたため、シートのシワから水を吸い上げたことによる浸水の可能性ありと判断を下す。

問題箇所のシート、サイディングを丁寧に補修し、水掛け検証をおこなった結果、浸水確認されず、しばらく自然の状況で様子を見てもらうことになる。

07.03.23第4回水掛け検証 立会:ゼロ

サイディングの上から水掛けを実施。約1時間半行うも、浸水確認されず、原因はシートの施工不備と断定。ただし、現在はマニュアル改善されていることを確認。

07.04.01お客様に電話で状況を確認

「サッシの下のレールが少し漏れているが、窓を開けていたかもしれない。」とのお返事。しばらく様子を見ることにする。

07.04.09工事課ミーティング

経緯、今後の動きについて報告、検証を行う。施工不備による雨漏りと社内確定。 雨漏り「1軒」カウントの公表のため、経緯、原因、検証記録の整理、まとめに入る。

07.04.19第5回水掛け試験 立会:ゼロ 板金業者 サッシメーカー

(写真4)原因箇所だけでなく、そのさらに上部からも水掛けを実施。 結果、浸水が確認される。

(写真5)

サイディングの上から水掛け実施。

サッシ回りに限定せず、サッシ上最上部から水掛けを実施(写真4.5)

(写真6)サッシ上部の浸水の様子。

(写真7)サッシ下部の浸水の様子。

結果、約1時間後に浸水を確認し(写真6.7)、シート以外の原因があると判断、原因の特定が再度振り出しに戻る。

(写真8)シャッターボックスを外し、再度水掛けを実施。浸水の場所を特定。

(写真9)浸水箇所の拡大画像。

原因究明のため、シャッターボックスと裏板をはずし、再度水掛け検証を実施。

これにより浸水部分の場所を特定(写真8.9)、サイディングの目地から浸入した水が、中間横胴縁部分で滞留し、同部分のクギ穴から浸水した可能性があることが新たに判明する。

【備考】
ゼロの施工技術上のミス・問題であれば、雨水の浸入としてカウントする

07.04.23工事課ミーティング

経緯、今後の動きについて報告、検証を行う。

検証により、施工手順、マニュアルは、メーカーの指示・指定通り実施しており、技術的な不備はなかったことを確認する。各メーカーに状況報告の上、次回検証時の立会いを要請することに決定。

07.05.15第6回水掛け検証
立会:ゼロ 板金業者 大工 サッシメーカー サイディングメーカー 防水シートメーカー

(写真10)各メーカー立会いのもと、水掛け検証。

(写真11)

各メーカー立会いのもと、最初にサイディングの上から縦ラインに水掛けを実施(写真10.11)し、浸水を確認する。

(写真12)横胴縁を外してみる。

(写真13)浸水箇所のシートをめくり、シート裏に浸水していることを確認。

次にサイディングをはずし、シートと胴縁の状態で水掛を実施、再度浸水を確認する。

その後、浸水箇所に近い2階梁部分の横胴縁をはずし(写真12)、シートをめくって(写真13)、3段横胴縁のクギ穴からの浸水を確認。

横胴縁の重ね打ちが浸入した水の停滞を招き、クギ穴を通じて部屋内へ浸入したという仮説を裏付けた。

(写真14)取り外したサイディングの裏面の様子。水が滞留した様子がはっきり確認できる。

(写真15)横胴縁に浸水を確認。

外したサイディングの裏面(写真14)および胴縁を外した梁(写真15)に水の停滞の痕跡が明確に残されていた。

(写真16)問題の横胴縁を縦胴縁に変更して水の停滞を防ぐように処置。

問題部分の横胴縁を縦胴縁施工に変更し(写真16)、水の滞留がない状態にした上で、再度シートの上から水掛けを実施したところ、浸水確認されず。

(写真17)サイディングを張りなおし、水掛け実施。浸水が無いことが確認される。

さらにサイディングを復旧させて水掛けを実施(写真17)したところ、やはり浸水は確認されず、この時点で2階梁部分における横胴縁のクギ穴からの浸入が原因と断定する。

【備考】
しばらく自然の状況により様子を見る

07.05.17関係者にて検証会 立会:ゼロ 板金業者 サイディングメーカー 防水シートメーカー

今回の施工は日本窯業外装材協会が指示・指定する施工マニュアルの通り、ゼロ側には技術的にミスと呼べる要因はないという結論で各社同意する。

各サイディングメーカーおよび日本窯業外装材協会に施工マニュアルの改善提案、およびゼロの施工マニュアルを先行して改訂する。並行して、各防水シートメーカーに、当初懸念したシートから浸水の可能性についても検証を依頼。

メーカー側に起因する浸水であったと判断、当社施工責任としてのカウントには該当せず

10.08.09その後

検証および補修後の状態について、お客様に電話確認。
7月17日現在、浸水は確認されないとの報告を受ける。外装塗装にて完全復旧予定。

また、今回の現場担当のサイディングメーカーから、サイディングの施工マニュアルを、当社提案の内容に改訂するとの連絡を受ける。さらに防水シートメーカーからは、検証の結果、シートの水の吸い上げによる浸水の可能性を否定する旨の返答があった。

以上、今回の雨漏り報告といたします。

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